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小児科 診療内容

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小児科 一般

発熱

乳幼児期はよく熱を出します。かぜが原因の事も多く、活気があり水分も摂取できていれば、急を要することは少ないです。しかし、発熱が4〜5日続く、活気がない、水分摂取が少ない、いつもと何か様子が違うなどの場合や、生後3ヵ月未満で発熱(38℃以上)がみられる場合は、医療機関への受診をお勧めします。

かぜ(咳、鼻水、鼻づまり、のどの痛み)

こどもの病気の中で最も多いものです。原因の約9割はウイルス性で約1割は細菌性やマイコプラズマなどです。ウイルス性の場合は、RSウイルスやヒトメタニューモウイルスなど極一部は迅速検査にて同定可能ですが、ほとんどのウイルスは通常の外来診療では同定ができません。またほとんどのウイルスで特効薬は存在せず、基本的には対症療法(解熱剤や咳止めなど)が中心となります(抗菌薬(抗生剤)は細菌に有効であり、ウイルスには効きません)。症状がなかなか良くならない、症状が悪化してきた、水分摂取がほとんどできずぐったりしてきたなどの場合は、医療機関へご相談ください。

嘔吐・下痢

ウイルス性胃腸炎が原因の事が多いです。脱水症状(活気がない、尿量が少ない、口の中や皮膚が乾燥している、手足が冷たいなど)に注意しながら経過をみていただく事が大切です。水分摂取は、1回量を少なくし、嘔吐などの様子をみながら、頻回にとるようにしましょう。脱水症状を認める場合は、医療機関へ受診いただいた方が良いでしょう。

また、ウイルス性胃腸炎以外の病気の可能性もありますので、強い腹痛や血便、ご不安などがある場合は、医療機関で診てもらうようにしましょう。

便秘

毎日うんちが出ているからといって便秘ではないというわけではありません。腹痛の原因となることも多いです。うんちの回数が少ない、うんちが硬いなど何か気になる様子があれば、ご相談ください。

アレルギー疾患

食物アレルギー

食物アレルギーの原因として多いのが、鶏卵・牛乳・小麦(3大アレルゲン)です。もちろんそれ以外の食物が原因となることもあります。症状としては、皮膚症状(じんましん、発赤、むくみ)、呼吸器症状(咳、ゼーゼー、呼吸苦)、消化器症状(嘔吐、腹痛、下痢)などがあります。症状や血液検査なども参考にしながら、診断や除去食の必要性などを検討します。

アトピー性皮膚炎

かゆみを伴う湿疹が、ある程度の期間、良くなったり悪くなったりを繰り返します。湿疹は、肘関節や膝関節、足関節に認めることが多いです。掻いてしまうとよけいに状態が悪くなってしまうので、きちんとした治療が必要になります。皮膚の保湿や炎症を抑える塗り薬(ステロイド剤など)、かゆみ止めの飲み薬が治療の中心となってきます。

アレルギー性鼻炎、花粉症

季節性(花粉など)のものもあれば、通年性(ハウスダストなど)の場合もあります。原因を除去することも大切ですが、実際には環境に存在するものなので完全に除去することが難しいことも多いです。飲み薬や点鼻剤で症状をおさえる治療を行います。

気管支喘息

かぜや寒くなってきた時期、台風などをきっかけに咳が出たりゼーゼーしたりする症状がでます。このような症状(発作)が出た場合は、治療が必要となります。発作をたびたび繰り返す場合は、発作が起こった時に行う治療とは別に、発作が起こっていない時期に行う治療(飲み薬や吸入)が必要となることがあります。

その他

弱視検査(スポットビジョンスクリーナー)

メガネやコンタクトレンズで矯正しても良く見えない状態を「弱視」と言います。目の発達は、いろいろなものを見ることにより、おおよそ6歳頃までに1.0に達すると言われています。弱視は、目の発達段階で何らかの邪魔が入ることにより起こってきます。目の発達にはリミットがあるため、早期発見・早期治療がとても大切になります。「片目をつぶって見る」、「あごを上げて見る」、「目を細くして見る」、「上目使いで見る」、「目線が合わない」、「テレビを近くで見ている」などの症状には注意が必要です。

スポットビジョンスクリーナーは、近視や遠視、乱視、不同視など弱視の危険因子となるような異常をスクリーニングする器械です。生後6か月以降から検査可能で、短時間(上手にできれは数十秒程度)で行えます。器械を見るだけで行えますので、痛みなどはなく行えます(お部屋はある程度暗くする必要があります)。検査結果で異常が疑われる場合は、眼科の専門医療機関へご紹介いたします。

検査費用 1,000円
当院の乳幼児健診では無料で行っております。)

夜尿症(おねしょ)

5〜6歳を過ぎても夜間寝ている時に無意識におしっこをしている状態を夜尿症と言います。生活指導で改善しない場合は、飲み薬などで治療することもあります。気になる方は、ご相談ください。

検尿異常(血尿、蛋白尿など)

3歳児健診や学校での尿検査で、異常(潜血陽性や蛋白陽性など)を指摘された場合は、腎臓や膀胱などに異常がある場合がありますので、ご相談ください。

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